2021/03/06

3月になりました

季節は「春」と言いたいところですが、2月の最終週はひどい大雪で仕事に行けず、行ったら帰れずというトホホな状況でした。昨日は12度まで気温が上がり、雪解けが進みましたが今日は氷点下。解けた雪が凍り、マダラに解けた雪で道路は荒れています。

今日は賑やかな修練になりました。単身赴任から戻ってきた拳士、久々に土曜修練に参座した中学生拳士など数人増えただけで雰囲気が変わるものですね。
ただ、たくさんの拳士でおこなう修練はすごくうれしいのですが、このご時世、ちょっとだけ気をつけなきゃなー、なんて思ってしまうのは私だけでしょうか。でも、マスク着用、検温、手洗い&消毒、整列時の距離感にも気を付けているので気休め程度の心配ですけどね(^^

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そんなわけで今日の準備体操は2人組で柔軟をやったり、足上げをやったり、自分の体の硬さ加減に新鮮な気持ちになりました^_^;

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修練は今日も20時30分まで。ラスト15分で今日の成果発表を行ってお開きとなりました。
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今日の法話は、縁起(因縁)説でした。釈尊が発見した真理で「万物は因縁によって生滅する」という端的な言葉に置き換えることができるということです。つまり、すべてのものは相互に関連し、過去、現在、未来を絶えず循環する「因縁の法則」の中で存在しているという解説をいただきました。
自分という存在を考えてみても、親がいて、親の親がいて子供がいて、過去から未来へ脈々とした繋がりがあり、存在においては直接的間接的な他者との関わりの中にその存在があることに気づきます。これは、全てのものは相対的であり、自分以外の人によって生かされる「諸法無我」に通じるものです。
我々はこうした釈尊の「教え」を少林寺拳法を通して学び、「半ば己の幸せを 半ば他人の幸せを」という開祖の言葉を継承・実践する力を培うのです。
文字にすると難しいのですが、今日の法話から、自分としては自分を取りまく多くの人や物にできるだけ感謝できる人間でありたいな、と思いました。