2022/09/24

因縁説と可能性の種子

 9月から修練の方法を試行しています。1カ月が経過しましたが、まだその成果の検証には至りません。もうしばらく様子を見て今後の改善につなげていくことにしました。

さて、今週も3連休中の修練となりましたが、大会が近い拳士もいるので多くの拳士が参座してくれました。少林寺拳法を始めた動機はそれぞれだと思いますが、修練や教義、道院での人とのつながりを通して何かを得ようと思っているのではないでしょうか。







今日は道院長から因縁説の話しがありましたね。因は原因であり、縁は原因を援けて結果を生じさせる間接的な力のことです。

少林寺拳法では、全ての人間を可能性の種子と信じます。そして因縁説においては、可能性の種子である人の存在が原因であり、この可能性を信じること、信じて自らの理想、目標に向かっていく努力をすることが縁であるという解説だったと思います。

間接的な要因は能動的な努力の他にも、受動的に自分に関わる全てであるといえるのではないかと思って聞いていました。

縁にも可能性を感じて、日々の出来事を受け入れられるようになったなら人として大きくなれるのでしょうね。すべてを受け入れられない自分は、人の器としては「道半ば」というより、人生の折り返しを過ぎてもまだスタートラインにいる思いです。


2022/09/17

9月の三連休第一弾

 今日は、敬老の日を含む9月の三連休の第一弾でした。

連休を前に秋の学校行事があったり、日中の心地よい気候で遊び疲れてしまう子供たちもいるようです。そんなわけで若干参座が少なめだったかもしれません。


修練方法の試行錯誤の中で、今週は、運用法を取り入れる週となっていましたので、全体の基本練習の後に、少年部と一般部に分かれて基本練習の一部として行いました。

一般部は「柔法で外手首を順で捕る」の条件で行いました。初めての試みに戸惑う拳士もいましたが、臨機応変に技を使うことを意識して練習することは、実際にはその技を使わないにしても良い練習だと思います。




昇段試験でも運用法はありますので、普段の修練で触れておくことは、効果的な練習だと思います。


もちろん後半の時間は、大会の練習や試験に向けた練習などそれぞれの課題克服の練習を行いました。

2022/09/10

秋って感じです

今日は中秋の名月です。

昨日、帰宅の時に見た月がきれいだったので写真を撮ってブログのトップにしてみました。

時々、自分で撮影した写真を使うことがあります(^^:


2022/09/04

試行錯誤しています

 今日から修練方法に新たな取り組みを取り入れました。基本練習の後半から少年拳士と一般拳士に分かれて練習を行うカタチを取り入れることを試行しています。とはいえ、それが完成形ではなく、よりよい修練方法を考えていく第一歩です。

拳士のみなさんにもご理解、ご協力をいただきながら進めていきますのでよろしくお願い致します。





今日は、法話を要約して紹介しようと思います。

テーマは「一切皆苦」です。
苦には、法則的な苦と感覚的な苦(苦痛、苦悩)を混同するのでわかりにくい。

そこで釈尊は苦を
「苦苦(肉体的苦痛:飢えや怪我など自身の肉体に関する苦)」
「壊苦(精神的苦痛:財産や地位、親しい人の喪失など精神的に影響する苦)」
「行苦(本質的な苦:行は現象や存在であり、それ自体が苦であるという思考)」

に分けて教えを説いています。

苦の元来の意味は、「とどまっていることが難しい」ということなので、より良い状態に変化しようとする発展力、現状に満足ができない潜勢力という意味で「苦」と表現したのが釈尊であり、全ての存在や現象は潜勢力、発展力を持っているという真理について解説がありました。
「変化させまい」とする潜在的な執着の意識が苦であり、現状からの変化を受け入れることが苦から解放されるという感覚、苦の逆説なのかな。
ムズイ、、、と思った時点でこれも「苦」なのでしょうね。