2022/09/04

試行錯誤しています

 今日から修練方法に新たな取り組みを取り入れました。基本練習の後半から少年拳士と一般拳士に分かれて練習を行うカタチを取り入れることを試行しています。とはいえ、それが完成形ではなく、よりよい修練方法を考えていく第一歩です。

拳士のみなさんにもご理解、ご協力をいただきながら進めていきますのでよろしくお願い致します。





今日は、法話を要約して紹介しようと思います。

テーマは「一切皆苦」です。
苦には、法則的な苦と感覚的な苦(苦痛、苦悩)を混同するのでわかりにくい。

そこで釈尊は苦を
「苦苦(肉体的苦痛:飢えや怪我など自身の肉体に関する苦)」
「壊苦(精神的苦痛:財産や地位、親しい人の喪失など精神的に影響する苦)」
「行苦(本質的な苦:行は現象や存在であり、それ自体が苦であるという思考)」

に分けて教えを説いています。

苦の元来の意味は、「とどまっていることが難しい」ということなので、より良い状態に変化しようとする発展力、現状に満足ができない潜勢力という意味で「苦」と表現したのが釈尊であり、全ての存在や現象は潜勢力、発展力を持っているという真理について解説がありました。
「変化させまい」とする潜在的な執着の意識が苦であり、現状からの変化を受け入れることが苦から解放されるという感覚、苦の逆説なのかな。
ムズイ、、、と思った時点でこれも「苦」なのでしょうね。